ギターを趣味で演奏する人ほとんどがTAB譜を見て演奏していると思います。
TAB譜にはギターの弦と同じ数線が引いてあり、そこにフレットの番号がふってあります。
なので図形的に捉えることができるので、五線譜が読めない人も演奏しやすく重宝しますよね。
ただ押さえる場所しか書いてないと、コードの一部だけを難しく押さえ演奏することにもなります。
例えば以下の譜面。
最初の「02」なら2の部分だけを人差し指で押さえ、次の「43」を人・中指(中・薬指)で押さえたりすると思います。
これはこれで実際に出る音はもちろん合っています。
しかし、上に書いてあるコードを押さえ、その一部を弾く方が弾きやすいこともあります。
F♯
それぞれDには「02」、F♯には「43」の部分がちゃんとありますよね。
厳密に2弦分しか鳴らしたくない場合は、もちろんその部分だけ押さえる方が綺麗に鳴ります。
しかし、今回レッスンに使用した曲はコードは同じものが繰り返され、右手の弾き方で
・ブリッジミュート
・ストローク
・ブリッジミュート+コード
・アルペジオ
と弾き変えていくものでした。
今回の場合は同じコードを押さえていた方が効率がよく、そもそもどこを弾いてもちゃんとコード音になるので、いい意味で神経質にならなくて済みます。
特にアルペジオは顕著ですね。
TAB譜でアルペジオの位置が書いてあると「その通り以外は間違い」と思ってしまう方もいます。
よっぽど耳に残る曲を代表するアルペジオでない限り、順番や弦はどれでもOKなわけです。
(弾くリズムは同じにすると雰囲気近いです)
右手の神経質がなくなれば、もっとリズムにも気をつけられるし、なにより演奏を楽しみやすくなります。