コードのトップノート(1番高い音)を1音または半音で下降させていき、
スムーズな進行に聴こえさせることが出来ます。
そのためにはコードトーン(構成音)以外にもテンションノートを使っていきます。
そもそもトップノートコントロールとは?
コードを押さえて弾いた時に一番高く鳴る音が一番目立って聴こえます。
これを使えばコードを押さえただけでトップの音がメロディとなり、一人で伴奏とメロディを弾くソロギターのように演奏することも可能です。
また自分が知ってるコードのフォームだからということだけでコードを押さえて弾くと、ポジションの位置が上下したりするのでそれに伴いトップノートも上下しあまり統一性のない落ち着かない伴奏になってしまう可能性もあります。
そこで上手くトップノートをコントロールして半音または全音のなめらかな動きを作ったり、同じ音を常にトップで鳴らし続けて統一性を出す伴奏のアレンジの仕方も出来ます。
トップノートは歌の唄いやすさや他の楽器とのアンサンブルにも影響してくるので、伴奏でさらにひとつ上のレベルを目指すにはこのトップノートコントロールを会得していきましょう!
それでは実際にどのようにするのか見ていきましょう!
今回の進行は『Em7-A7-Dm7-G7-CM7』
このコード進行にテンションを加え以下のように押さえます。
(※Em7はテンションなしでコードトーンのみです。)
そうすると2弦上の音をG-F-E-E♭-Dとなめらかに下降させることが出来ます。
キレイな下降ラインを作ることでコードの進行もよりキレイにサウンドしますね。
同じコードネームでもどう音を並べるか(ボイシング)で聴こえてくるサウンドもイメージも違ってとても奥が深いです。
今度は『Dm7-G7-CM7-A7』というコード進行で“トップノートを固定”してみます。
それぞれコードトーンは
Dm7(DFAC)
G7(GBDF)
CM7(CEGB)
A7(ACEG)
となります。
この中で全部のコードに共通する音があればそれを使うことで固定することが出来ます。
ただ今回のコード進行では共通音がないのでテンションも用いてみます。
以上のように
Dm7に9thのテンション(E音)
G7に13thのテンション(E音)
を加えることで全て2弦の5フレット(E音)をトップにしました。
これによって耳の聞こえに統一性を持たせるアレンジとなっています。
実際にギターで上記のコード進行を弾いてみて下さいね♪
しっかり仕組みを理解してこれからの伴奏に是非お役立て下さい!
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